源泉所得税規則により、同じ支払いIDへの銀行送金の分割払い/複数の銀行送金は認められません。
全額を送金するには次の2つの選択肢があります。
選択肢 1:銀行に送金限度額の引き上げを直接依頼します。通常は、窓口に出向くか、海外の教育機関の学費を支払うための送金である旨を説明すれば、引き上げの手続きができます。
選択肢 2:フライワイヤーで複数の少額の支払いリクエストを作成して、数件の取引に分けて合計額を送信します。源泉所得税を計算する関係上、フライワイヤーが1度に1件のPAN番号を対象に処理できるのは、1件の有効な支払いIDのみです。そのため、最初の支払いIDの処理が完了してから、残りの資金について2番目の支払いIDを作成していただく必要があります。その結果、支払いが遅延する可能性がありますので、受取先機関への支払期限に注意する必要があります。
複数の支払いIDを同時に作成できるのは、次の場合です。
- 他の直系親族が代わりに支払いを行い、支払者情報にその親族のPAN番号を入力可能であること
- INR建ての銀行送金以外の支払方法を利用できること(カード決済や国際銀行送金など)