源泉所得税(TCS)とはインド政府が発表した新しい税制で、2020年10月1日以降、送金自由化スキーム(LRS)に基づく送金に適用されています。インドの会計年度(4月~3月)内に₹7ラク(700,000INR、約10,000米国ドルに相当)を超える支払いには、源泉所得税規則に基づき5.0%の源泉所得税が課されます。
源泉所得税納税義務の有無の判断には、支払者の PAN(納税者番号)が使用されます。対象となる支払いについては、フライワイヤーが受取先機関への支払額に課される所得税を徴収し、フライワイヤーの提携銀行がインドの税務当局に徴収税額を送金します。
源泉所得税納付証明書は、フライワイヤーの提携銀行によって支払者のメールアドレスに四半期に1度発行されます。納付証明書は、年次納税申告時に源泉納税額を申告するために使用できます。
1961年所得税法第206CCA条によると、納税義務者が過去2年間納税申告書を提出しておらず、かつ過去2年間の各年における源泉所得税と源泉徴収税の合計額が5万ルピー以上である場合、当該納税義務者は指定納税者として扱われ、所定税率の2倍または5%のいずれか高い方の税率が適用されます。
指定納税者には、当社の現地提携銀行が源泉所得税額と納付方法について直接ご連絡いたします。